ドックベストセメントとは

ドックベストセメントとは、虫歯菌を殺菌し歯の神経を残す事ができる、安全で身体に優しいお薬です。

ドックベストセメント治療は歯を削る量が少なくて済むので、歯の神経を残す最善の治療法と言えます。
当クリニックはドックベスト認定医です。

ドックベストセメントの特長

①子供からお年寄りまで使える虫歯菌を殺菌できる薬

抗生物質とは違い、鉄(Fe)、銅(Cu)のミネラルで虫歯菌を殺菌します。
エナメル質の硬い部分は削りますが、あとはなるべく削らず手用器具でとって薬を詰めます。
再石灰化と言って、虫歯菌の酸で軟らかくなった歯質を硬くします。

②歯の神経を残す可能性が高い薬

普通の虫歯治療の場合

虫歯で感染した歯の部分を、完全に削ってかぶせて治療します。ただし、象牙細管という管に殺菌されていない虫歯菌が潜んでいて、あとで虫歯が再発する原因となります。
神経に虫歯菌が届いている場合は、すぐに歯の神経をとります。歯の神経とると、歯が欠けたり割れたりする可能性も高くなり、歯の寿命が短くなります。

ドックベスト治療の場合

ドックベストセメントを詰めると半永久的に殺菌する成分を出し続けます。
神経に入ってしまった虫歯菌も、ドックベストセメントというお薬で浸透殺菌されていきますので、歯の神経をとる可能性も少なくなります。
しかし薬を詰めてもきちんと磨かなければまた虫歯が再発してしまいます。やはり日々の歯磨きで虫歯菌を排除することが重要です。

③虫歯の再発が少ないので歯を削る回数が少なくてすむ

歯を削ると、目に見えないクラック(亀裂)が入ります。
その亀裂に歯垢がたまり、虫歯が再発して詰め物から被せ物になってしまいます。
初めからすぐに痛みを止めるために神経をとるよりは、少しでも神経を残す可能性にかけるのも、歯の寿命を伸ばすのにはいい治療です。