銀歯、有毒成分のアマルガムかも?

2023.06.22

コラム

「口の中にアマルガムや水銀系の金属入ってますか」

最近、こういったお問い合わせが増えています。
アマルガムという言葉に馴染みがない方もいらっしゃるかと思います。

アマルガムは昔から歯の詰め物として歯科治療で使われてきました。
ですが、歯科の進歩に伴い、アマルガムの使用は減少しています。それはアマルガムが水銀を含んでいるため、健康上の問題や水銀の環境汚染、金属アレルギーへの影響などから、アマルガムを使う歯科医師は減ってきたからです。

水銀はアトピー性皮膚炎や中枢神経障害などの影響を与える可能性があります。

海外では、歯科治療にアマルガムの使用を禁止している地域もあります。

アマルガムの健康被害

自分の口の中にある金属が、水銀(アマルガム)かなんて、わからないですよね。歯の詰め物と同様に健康上の問題水銀の環境汚染の観点から、水銀血圧計や水銀体温計もなくなってきてます。

水銀はその有毒性から妊婦さんが摂取することで赤ちゃんに神経発達障害を引き起こす可能性もあります。また、腎毒症や水銀の吸引、摂取、皮膚への投与は感覚障害や運動失調を引き起こすことがあるので、使用が減ってきた、というのも納得ですね。

水銀を吸い込むことはとても危険です。
特に水銀の金属を外すとき、飲み込んでしまった場合。身体に水銀溜まってしまうと解毒するのがとても大変です。

アマルガムによる健康被害への対策

また、アマルガムなどの詰め物は電磁波を集め頭がぐらつく、めまい、手足がしびれる、胸が苦しくなる、アトピー性皮膚炎、疲労感、倦怠感などの症状が出る場合もあります。

  • 【アマルガムが与える健康への被害】
    ・アマルガム除去: 歯をやり直し、水銀蒸気のリスクを減らす。専門医で行う。
    ・代替材料: 安全で審美的なプラスチックやセラミックス。アマルガムに代わる選択肢。
    ・予防策の実施: 歯科検診、適切な歯磨き、食生活改善。虫歯予防でアマルガム治療の必要性減少。

歯の健康に関する対策として、アマルガムの除去、代替材料の使用、予防策の実施があります。歯医者さんに相談しましょう!

当院の「アマルガムの除去治療」では

また、肺に入ってしまうことがあります。ですので、専門の治療が可能な歯科クリニックでのアマルガムの除去をおすすめしています。自費で治療する必要がありますが、健康や環境のために、アマルガムの除去は大切なことですので、お気軽にご相談ください。

当院では、万全の体制で飲み込まないように治療しております。

診療情報

オハナ・デンタルクリニック関内では、脳歯科認定医による歯から身体のすみまで健康にする治療をおこなっております。

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コラムの掲載者の紹介

この記事は、オハナ・デンタルクリニック関内の院長、宮路 早苗が執筆しています。
【経歴】
・昭和大学歯学部卒業
・東京大学顎口腔外科・歯科矯正歯科にて非常勤講師を務める

2020年9月

国際学術誌誌「Case Reports in Clinical Medicine」論文が認められ、脳歯科認定医となりました。