入れ歯で快適に過ごすために

2024.04.09

コラム

入れ歯

入れ歯を初めてご使用になる方は、違和感や痛かったり…ということがあり苦労されます。
入れ歯を付けないでいると入れ歯が合わなくなり、お口の中にも様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
入れ歯を付けてしばらくは、「慣れる」「調整する」必要があります。
新しい靴を履き続けることで、足になじみ快適に歩く事ができるようになるのと同じです。
入れ歯も同じように食事や話し方に慣れ、痛みがある時は調整し、徐々にお口になじませることが必要です。

入れ歯を使うようになると、「サ行」「タ行」の言葉が話しづらくなります。
声を出して本を読むなど、話す練習をして慣れるように頑張りましょう。

食べ物については、最初は軟らかい物や小さく切った食べ物から始めるようにしてください。
慣れてきたら、徐々に硬い物、大きい物にしていきましょう。
入れ歯は、天然の歯に比べて噛む力が部分入れ歯で50~65%、総入れ歯で25~30%に低下します。
噛む力が食べ物に伝わりにくくなりますので、硬いもの、繊維の多いもの、噛み切りにくいものなど、噛み砕くのに必要以上に長い時間がかかります。

入れ歯は、年月の経過と共にお口の中の状態が変化すると、合わなくなってしまいます。
合わない入れ歯を使っていると、口内炎や歯ぐきに傷ができ痛みを生じたり、汚れがたまりやすくなったり、残っている歯を悪くしてしまうこともあります。
入れ歯が合わずに痛みがある、外れやすいといった場合は、早めにご来院ください。

歯科医院

定期的な検診を受けることが、お口の健康と入れ歯を長持ちさせることにつながります。