2人に1人が花粉症!花粉症になる人ならない人の違い、発症しやすい人の特徴とは?

2024.03.29

今年も花粉症の季節がやってきました。今年は例年より花粉症がひどいという人もいれば、今年は楽だという人もいるようです。一般的に3月上旬から4月下旬が花粉のピークで、スギ・ヒノキ花粉からの症状が多くみられます。

毎年避けられない『花粉症』について、メカニズムと当院で行える症状緩和の治療についてご紹介!

2024年の花粉症は例年より多い?

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が原因で起こるアレルギー性の病気です。身体の免疫システムが花粉の異物に過剰に反応し、炎症反応を引き起こすします。

花粉症とは

機序としては、花粉に接触、鼻や目から花粉が体内に入ると身体が異物として認識し、抗体ができます。

次に、再び同じ花粉にさらされると、身体の免疫システムは異物として攻撃。抗体が花粉と結合し、ヒスタミンの化学物質を放出。

そのヒスタミンの化学物質などが、鼻や目の粘膜に作用することで、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れます。

今年はクリニックに通われている患者さんも、急に発症する方が増えています。

【発症する可能性がある症状】目のかゆみ・鼻水・くしゃみ・鼻づまり・喉のかゆみ・咳・頭痛・倦怠感


これらの症状は、花粉症によって引き起こされるアレルギーです。

花粉症のメカニズム

花粉症のメカニズムは、免疫システムの過剰な反応によるもので、一般的に発症メカニズムは次のようになります。

花粉が体内に侵入

1. **感作(Sensitization)**

花粉に触れたり吸い込んだりすることで、免疫システムが過剰に反応し、抗体を生成します。この段階ではまだ症状が現れません。

免疫システムが過剰に反応

2. **再曝露(Re-exposure)**

感作された個人が再び同じ花粉にさらされると、免疫システムが異物を攻撃するための化学物質であるヒスタミンやその他の炎症反応を放出します。

ヒスタミンなどの化学物質が放出し、症状が現れる

3. **症状(Symptoms)**

ヒスタミンやその他の化学物質が体内に放出されると、鼻づまり、くしゃみ、咳、目のかゆみや充血などの症状が現れます。

花粉症を簡単に表現すると、『免疫システムの誤作動』となります。


花粉症を発症しやすい人の特徴

遺伝・アレルギー疾患・環境・免疫システムが過剰に反応などが、花粉症を発症しやすい人の特徴となります。

□ 遺伝が関係し、家族に花粉症の人がいる

□ 今までにアレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎)を持っている

□ 住居環境が花粉の飛散が多い地域に住んでいる場合や、花粉の多い季節に外出が多い。

□ 免疫システムが過剰に反応する人

 _ 遺伝子の変異や環境汚染、化学物質、食品添加物、紫外線などの外部刺激に敏感。
 _ 感染症や病気にかかり、免疫力低下。
 _ 長期間のストレスや精神的な負担がある。
 _ 栄養不足や偏った食生活の方

しかし、近年はこれらの要素に加え、地球温暖化の影響で花粉の飛散量が増えていることもあり、花粉症人口は増加傾向にあります。

2024年の最新データでは、国民の42.5%が花粉症患者であると推定されています。

つまり、2人に1人が花粉症を持っている計算になります。

花粉症についてご紹介しましたが、実は、私院長自ら今年花粉症デビューしてしまい毎朝、頭痛や目の痒み鼻水鼻詰まりで、集中力低下してます…。

ですが、当院の高濃度の水素吸引器を吸入する事でかなり楽になり、今では元気に診療できております!

水素吸引器について詳しくは、水素のホームページご覧下さい。

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オハナ・デンタルクリニック関内では、脳歯科認定医による歯から身体のすみまで健康にする治療をおこなっております。

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コラムの掲載者の紹介

この記事は、オハナ・デンタルクリニック関内の院長、宮路 早苗が執筆しています。
【経歴】
・昭和大学歯学部卒業
・東京大学顎口腔外科・歯科矯正歯科にて非常勤講師を務める
・歯科の臨床経験25年以上

歯科医師なのに全身治療を始めたきっかけは…
自身が坐骨神経痛で右足がしびれ、頚椎ヘルニアで首の激痛苦しんだ経験があったからです。整形外科や整体・マッサージでは治らず、歯科医院で治療したところ、完治しました。その経験から、歯科治療だけでなく、「全身のバランスを整えることで、多くの患者様の痛みや不調を改善できるのではないか」と考えるようになりました。

2020年9月

国際学術誌誌「Case Reports in Clinical Medicine」論文が認められ、脳歯科認定医となりました。
脳歯科って何?怪しい?関内の歯医者で唯一の脳歯科認定医の想い!