血圧をコントロールしましょう。

2023.06.19

コラム

ちょっと高めの血圧は、薬に頼らず「運動」「生活習慣」「食事」でコントロールできます。
そもそも血圧は、喫煙や過度の飲酒・食べすぎ・運動不足・肥満・睡眠不足・ストレスなどの要因があると高くなります。
それを改めるために、毎日の運動や生活習慣、食事を見直してみましょう。

高血圧の改善において、減塩の重要性はよくわかっていますが、なかなか実行に移せないこともありますね。
食事はできるだけ今まで通りにいきたいという方は、運動を取り入れてみましょう。
毎日30分程度の適度な運動には、血圧を下げる効果があることがわかっています。
運動は血糖値や血中脂質の異常も改善できるため、おすすめです。
また、運動によって痩せると、体重1kg減につき1~2mmHgの血圧低下が期待できます。
肥満というほどではないものの、加齢によって増えつつある体重を運動で減らせば、「ちょっと太め」も「ちょっと高めの血圧」も両方とも解消できます。

ストレスも血圧を上げる原因になりますが、適度な運動で体を動かすとストレス解消につながり、血圧を下げる手助けになります。
ただ、「運動は苦手だ」「ハードすぎるのはちょっと」という方は、普段の「歩く」「立ち上がる」「家事をする」といった日常の動作を下記のようにちょっと工夫して、効果が得られる運動にしましょう。

ウォーキングや買い物、通勤など歩く場面では、頭の中で「1・2・3」と数えながら、「1」と「3」の時に脚を強く踏み込むようにリズミカルに歩くのがお勧めです。
また、ソファやいすから立ち上がる時は脚の筋肉を意識しながら、1・2・3・4とゆっくり4秒間かけて立ち上がるようにしましょう。


ラジオ体操も、ゆっくりとした動作で行えば血管を柔らかくする効果が期待できます。
他に、立ち仕事をしている時や電車やバスに乗っている時も、少し腰を落としてスクワットのような姿勢をとると血流が良くなり血圧が上がりにくくなります。

できることから少しずつ生活に取り入れ、健やかな毎日をお過ごしくださいね。