歯周病治療について

2024.02.16

コラム

●歯周病とは
歯の周りの歯肉や顎の骨が、歯周病菌の出す毒素で化膿し、歯を支えられなくなる病気です。
虫歯と違い症状なく進行するので、痛い症状が出た時には手遅れの場合もあります。

歯周病の原因は、歯周病菌・喫煙・歯磨き状態・食習慣・服用薬等いろんな要因が絡んでいます。
また歯周病菌が血液に入り、心血管障害、糖尿病、誤嚥性肺炎、早産、低体重児などにも影響する事が分かってきました。

生活習慣に気を付け、定期的に自分だけでは除去できないプラークや歯石をとり、一生自分の歯で食べらるように一緒に治療と予防をしていきましょう。

<治療順序>
1.歯肉の検査 歯周ポケット・不良な銀歯・噛み合わせ・歯磨き状況のチェック
2.歯石除去 (歯肉より上の部分)
  治り具合をみるのに再検査して進める
3.歯肉縁下歯石除去 (歯肉より下)
  ポケットの深い所をブロックに分けて歯石をとり、再検査して治り方を調べる
4.歯肉の手術
  治りが悪い部位は、麻酔して歯肉をひらいて徹底的にきれいにする

治った段階で銀歯や被せ物の型をとり、かぶせていきます。
1~3ヶ月おきに定期健診でメンテナンスしていき、歯ブラシの仕方チェックやフッ素塗布など予防治療に移行しましょう。