舌磨きで口臭と肺炎予防

2022.01.08

コラム

舌の上には舌苔(ぜったい)と言って、虫歯菌・歯周病菌・食べカスがあるため舌の面が白いことがあります。

舌苔は、口臭の原因にもなります。
また、高齢の方や飲み込む力が弱くなっている方には、舌苔が原因となる誤嚥性肺炎に注意していただきたいと思います。
誤嚥性肺炎は、唾液や食べ物などと一緒に細菌が気道や肺に入ってしまうことで起こります。
口の中の死んだ細胞は、舌の上の面に集まって細菌を繁殖させます。
これを放置していると、喉に近い部分に多くの細菌が存在している状態になり、誤って気道や肺へと吸引されてしまうリスクが高くなってしまうのです。

口臭や誤嚥性肺炎の対策として、1日1回だけでいいので、舌磨きも加えてみましょう。

出来れば、コンクールでうがいをしてから専用ブラシの使用をお勧めします。

舌専用ブラシを、奥から手前にやさしく引いて下さい。
くれぐれも力を入れすぎて傷つけない様にして下さいね。

クリニックでは、舌専用ブラシも取り扱っています。
気になる方は、どうぞお気軽にお申し付けください。