口から全身の健康を考えましょう

2021.01.08

コラム

口の中も、年齢と共に若さを失っていくことをご存知でしょうか。
口の健康を守ることは、全身の健康につながります。
今日は全身の健康を維持し、老化を防ぐために口の機能がいかに大切かについてお話します。

消化器としての役割
私たちの身体は食べたものからできています。
体に必要な栄養を摂取するには、食べた物を消化し、栄養を吸収することが大切です。
口は食べ物が初めて通る消化器官で、「かむ」「飲み込む」などの口の機能が衰えると、栄養が十分に摂れなくなってしまいます。

唾液はスゴイ!
唾液は消化を助ける働きの他、消化器の粘膜を守ったり、殺菌作用があるため外から侵入してくる病原菌から体を守ったり、虫歯や歯周病から歯を守ったりと多くの優れた能力を持っています。

感覚器としての役割
「味覚」は口の機能が健康であってこそ成立します。
年齢を重ねるにつれ、様々な欲が衰えますが食欲だけは残ります。
食べ物の味が感じられなくなると、生きる喜びや楽しみを失うことにもなるのです。

表情をつくる役割
口元には顔の表情をつくる「表情筋」が集中しています。
かむ力が衰えると、これらの筋肉も衰え、老け顔になってしまいます。
口の老化と、全身の老化はほぼ一致しています。
口の老化を防げば全身の老化予防にもなるのです。