歯周病を予防しましょう

2020.10.29

コラム

今回は歯周病について、歯を守る毎日のケアをご紹介します。

歯周病の予防には、原因となるプラークを歯磨きで取り除くことが最も大切です。
歯ブラシに加えて、フロスや歯間ブラシを使用してハブラシでは届かない歯の隙間の歯垢も除去しましょう。
当クリニックでは、正しい歯みがきの仕方やフロス等の上手な使い方も、実際に一緒に使用しながらお伝えしています。

歯と歯ぐきの境目の溝が深くなり歯周ポケットができると、中に入ったプラークや歯石はブラッシングで完全にとることができません。
歯科で3~4か月に1度、プロの手によるクリーニングをされることをおすすめします。
その上で、規則正しい食事や十分な睡眠、禁煙など生活習慣の改善も大切になります。

また、歯肉を構成する主な成分は「コラーゲン繊維」で、歯と歯肉と歯槽骨を結び付ける大切な役割を果たしています。
歯周病にかかるとコラーゲン繊維が破壊され、歯肉の腫れや出血、歯のぐらつきなどの症状が出ます。
この壊れたコラーゲン線維の再生を促し、歯ぐきを健康に保ってくれるのがビタミンCです。
抗酸化物質であるビタミンCは、免疫力を向上させ、歯周病予防・改善に役立ちます。
食事でビタミンCを摂取するだけでなく、ビタミンC入りの歯磨き剤を使うことも有効です。

プロの手を借りながら歯周病を予防し、お口と体の健康を保ってくださいね。