無意識に「食いしばり」しています

2022.12.03

コラム

仕事中、勉強中、家事をしている時など・・・集中していると、上下の歯を合わせてしまうことが癖になっている人が多いです。
通常、上下の歯が接している時間は1日のうち15~20分ほどと言われています。
しかし、集中していたりストレスがかかると食いしばりを増長させ、歯・顎・歯茎にとってダメージを与える事になってしまします。

食いしばりによって、歯だけではなく、全身に様々な弊害が出てきます。
以下の症状に思い当たる点はありませんか?

●口の中の症状
知覚過敏、歯痛、咬合痛、歯の被せ物や根が欠けたり折れたりする、口内炎や口角炎、舌痛、顎関節症
●全身の症状
頭痛、めまい、首や肩の凝り、鼻炎、目の疲れ、腰痛、アレルギー、慢性疲労、手足のしびれや震え
●精神面の症状
睡眠障害、軽うつ状態、ノイローゼ気味になる、気分の浮き沈みが激しい

食いしばりの原因は、ストレス、奥歯ばかりで噛むくせ、不正咬合、歯科金属などになります。
日中の食いしばり対策は、まず自分で気づくことです。
意識して、食いしばっていないか確認してみてください。
もし気づいた場合は、顎の力を抜いて上下の歯を離し、肩の力も抜いてストレッチしましょう。

噛むと痛い、冷たい物がしみる、顎が痛いというような症状が出ている方は、治療を行わなければ悪化してしまうことが多いです。
当クリニックでは、歯から全身の不調を治す全身治療に力を入れています。
気になる症状のある方、食いしばっているのか確認してほしいという方も、お気軽にご相談ください。