歯周病は歯を失う原因になります

2022.06.22

コラム

歯垢はプラークとも呼ばれ、細菌の固まりになります。
歯の表面についた歯垢には、むし歯、歯肉炎、歯周炎の原因となる細菌が存在しています。
この細菌は、しっかりと歯みがきをしないとどんどん成長し、お口の中のトラブルが起きてしまいます。

歯周病とは歯肉炎、歯周炎を含む歯ぐきの病気の総称で、歯肉炎が進むと歯周炎と呼ばれます。

50歳以上の方は、歯を失う原因の多くがこの歯周病になります。
昔より歯が長くなった気がする、と感じたら歯肉が下がったことが原因です。
歯肉が下がると、歯の根元が露出したり、歯の隙間に食べ物のカスがたまり、むし歯になりやすくなってしまいます。

歯と歯肉の間にはポケットという隙間があります。
このポケットが歯周病で深くなってくると、歯周病を進行させる細菌が中に入り込んでしまいます。
そうすると、炎症を起こして歯肉とともに歯を支えている歯槽骨が溶けてしまい、歯がぐらぐらしてきます。

歯周病の進行を止めるには、歯の表面の歯垢をしっかりと取ることが大切ですが、歯ブラシを突っ込んで磨きすぎ歯肉を傷めてしまわないようにして下さい。
当院では、歯ブラシ指導も力を入れておりますので、正しい歯磨きの仕方を一緒に身につけましょう。
ご自身の歯でいつまでも美味しく食事ができるように、正しいブラッシングをして、歯科医師の定期的なメンテナンスを受けて下さいね。