歯周病は全身疾患につながる怖い病気です

2021.06.25

コラム

歯周病とは、歯ぐきや歯を支える歯槽骨が壊される病気です。
成人の約8割が歯周病だというデータもあり、国民病と言っても良いかもしれません。
歯周病は放っておくと歯がぐらぐらして、抜けてしまうこともありますがそれだけでなく、動脈硬化や糖尿病、誤嚥性肺炎、がんなど全身疾患の原因となることがわかってきています。

歯周病は、口の中にいる数十種類もの細菌の集まりによる「感染症」です。
これらの細菌が、血液から全身をまわって臓器についたりして繁殖し、「悪さ」をしてしまいます。

歯周病の治療には、ご家庭で行うプラークコントロールと歯科医院で行うプロフェッショナルケアの2つを合わせることが非常に重要となります。
歯周病は原因である細菌が常にお口の中にいるので、再発しやすい疾患です。
毎日きちんとブラッシングすることに加えて、歯科医院で定期的にメンテナンスをしましょう。

病院では、実際に歯磨きをしながら正しいブラッシングの仕方も練習できますので、お気軽にご相談ください。