春の不調、それ“花粉”だけじゃないかも? 鼻づまり・口呼吸とお口の健康

2026.03.17

コラム

春は花粉や寒暖差で体調を崩しやすい季節。
「鼻がつまって息苦しい」「口で呼吸することが増えた」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、この“口呼吸の習慣”が、お口だけでなく全身の不調につながることをご存じですか?

口で呼吸をすると、唾液が蒸発して口の中が乾燥します。
唾液には本来、細菌を洗い流し、虫歯や歯周病を防ぐ働きがあります。
それが減ることで、虫歯・歯周病・口臭・舌の荒れなどのトラブルが起こりやすくなるのです。
また、口の中が乾いていると、細菌が繁殖しやすくなり、喉の炎症や免疫力の低下にも関係してきます。

特に働く大人の方は、長時間のパソコン作業や会議中の集中、マスク生活の影響などで無意識に「口が半開き」になり、浅い呼吸をしていることが少なくありません。
こうした状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、頭痛や肩こり、慢性的なだるさなどの“なんとなく不調”が現れることもあります。
「最近、口が乾く」「朝起きたときに喉がカラカラ」「口臭が気になる」そんなサインが出ている場合は、口呼吸の影響かもしれません。

当院では、唾液量の測定、舌や顎の動きのチェック、呼吸や姿勢の評価などを行い、原因を丁寧に見極めたうえで改善方法をご提案しています。
必要に応じて、鼻呼吸を促すためのマウスピース治療や、口腔内の保湿ケア、生活習慣のアドバイスなども行っています。

口呼吸の改善は、お口のトラブル予防だけでなく、体のコンディションを整えることにもつながります。
花粉の季節をきっかけに、ぜひ一度お口の状態をチェックしてみてください。
「歯から全身の健康を整える」ことは、春を健やかに迎えるための大切な一歩です。