【顎の不調が急増中】NHKでも放送された顎関節症とは
2024.09.30
コラム
平成28年歯科疾患実態調査によると、約1,900万人が顎の不調や違和感を感じています。
特にコロナ以降、顎の不調が全身に影響を与えるケースが増加しています。
先日NHKの番組「あしたが変わるトリセツショー」でもクローズアップされた「顎関節症」。
ここでは「顎関節症」とはどんな病気か、ご紹介します。
顎関節症の主な症状
口を開ける際の痛みや関節音、口が十分に開かないなどの症状が代表的です。
主な原因として、以下の要因が挙げられます。
- 硬い食べ物の過剰摂取
- 睡眠中の歯ぎしりや食いしばり
- 過剰な咬筋への負担
顎関節症の原因と影響
強い力が顎にかかると、咬筋や顎の筋肉に筋肉痛のような痛みが生じます。
顎関節症を放置すると、全身に影響を及ぼし、動脈硬化や認知症のリスクを高める可能性があります。
(国内外の研究による)
顎関節症の真の原因は「ストレス」
「顎関節症治療の指針 2020」によれば、ストレスが顎関節症の主因であるとされています。
年齢ごとに異なるストレスの要因が、顎関節に影響を与えます。
- 小学生:スポーツ外傷、いじめ、家庭環境、学業のプレッシャー
- 中高生:受験、部活動、家庭問題、恋愛ストレス
- 大学生:試験、クラブ活動、就職問題、学習環境
- 成年期(40代まで):仕事環境、長時間モニターの使用、労働環境、人間関係のストレス
- 成年期(50代):仕事や家庭でのストレス、スポーツ障害
- 壮年期(60代):燃え尽き症候群、過剰な活動、家庭問題
弱い噛み締め(ちょい噛み)も危険
強い噛み締めが顎に負担をかける一方で、弱い噛み締めが持続的に続くことも顎関節症に繋がります。
弱い噛み締めでも長時間続くと、顎の筋肉に慢性的な負荷がかかり、痛みや不調を引き起こし、全身の筋肉や骨格にまで広がり、姿勢や呼吸まで影響します。
オハナデンタルクリニックでは、ウェアラブル筋電計を導入。睡眠時、患者様自身でどのくらいの回数・強さで噛みしめているか検査できます。
小型で軽量、保険適用が可能な筋電計。測定結果をもとに治療方法を提案いたします。
当院は、顎以外の症状もチェックします
当院では、筋電図の器械を使用して、ストレスが顎の筋肉にどのような影響を与えているかを測定しています。
強い噛み締めや弱い噛み締めがどのくらいの時間があるか調べることができます。
当院の歯から全身を調整する治療で、食いしばりが減って、顎の音もなくなり真っ直ぐに口を開けられるようになった患者様が多くいらっしゃいます。
困ったら、オハナ・デンタルクリニック関内へご相談ください。
ご予約について
当院はお電話のみのご予約となります。
ご予約優先ですのでお早めにご予約ください。
当院は、オンライン資格確認を行う体制を有しております。
当院を受診した患者様に対し、受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得、活用して診療行います。
治療例はこちら
お知らせにて、たくさんの治療例を紹介しています!※こちらは、スポーツへの影響の症例動画になります。
診療情報
オハナ・デンタルクリニック関内では、脳歯科認定医による歯から身体のすみまで健康にする治療をおこなっております。
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コラムの掲載者の紹介
この記事は、オハナ・デンタルクリニック関内の院長、宮路 早苗が執筆しています。
【経歴】
・昭和大学歯学部卒業
・東京大学顎口腔外科・歯科矯正歯科にて非常勤講師を務める
・歯科の臨床経験25年以上
歯科医師なのに全身治療を始めたきっかけは…
自身が坐骨神経痛で右足がしびれ、頚椎ヘルニアで首の激痛苦しんだ経験があったからです。整形外科や整体・マッサージでは治らず、歯科医院で治療したところ、完治しました。その経験から、歯科治療だけでなく、「全身のバランスを整えることで、多くの患者様の痛みや不調を改善できるのではないか」と考えるようになりました。
2020年9月
国際学術誌誌「Case Reports in Clinical Medicine」論文が認められ、脳歯科認定医となりました。
脳歯科って何?怪しい?関内の歯医者で唯一の脳歯科認定医の想い!