睡眠の質を上げる食品を摂りましょう
2023.03.08
コラム
近年、腸内細菌への注目が改めて高まり、腸と脳が密接に関わっていることがわかってきました。
腸は単なる消化器官ではなく、腸内細菌は全身の健康を左右するほど重要な役割を果たしています。
腸内細菌はストレス緩和に役立つ可能性があり、腸内環境が睡眠の質に影響を及ぼしているという説が考えられています。
今回は、腸内細菌のエサになる食品、腸内環境を整える成分ラクトフェリンを含む食品についてご紹介します。
腸内細菌を活性化させる食品
・発酵食品 ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、キムチ
・食物繊維が豊富な食品 きのこ、雑穀、野菜(ごぼう、いも類)、豆類、海藻類
・オリゴ糖が豊富な食品 バナナ、大豆、玉ねぎ、ごぼう、にんにく
生きた菌を含む発酵食品と、腸内細菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖、この両方で腸内環境を整えましょう。
腸内環境を整えるラクトフェリン
・生乳 (加熱処理されている市販の牛乳からは効果を得られない。)
・ナチュラルチーズ ブルーチーズやカマンベールチーズ(プロセスチーズは加熱されているためおススメできない)
・ラクトフェリン入りのヨーグルト
ラクトフェリンは、たんぱく質の一種で、抗菌・抗ウイルス・ビフィズス菌増殖・免疫調節・抗不安といった作用があります。
ビフィズス菌などの善玉菌を増やす一方、大腸菌をはじめとする悪玉菌の増殖を抑制します。
良い睡眠を得るためのひとつのアプローチとして、日常的に腸内細菌が喜ぶ食べ物を摂取しましょう。