寝ている間の歯ぎしりについて
2022.10.06
コラム
夜中に一緒に寝ている人が、ギリギリ、キーキー、キシキシの異常な音をさせて起きてしまうことありませんか?
睡眠中の大脳上位中枢の興奮に由来していて大半が、浅いノンレム睡眠時に発生することが多いです。
夜中に歯ぎしりをする人は、夜間に十分な睡眠がとれないため、昼間の行動や仕事のパフォーマンスが下がってしまいます。
なかなか自分では、夜中の歯ぎしりがあるかわかりませんよね?
当院では、夜間に歯ぎしりをしているかどうか検査もできますのでお気軽にご相談ください。
もしかして歯ぎしり?こんな症状に注意!
夜間の歯ぎしりを疑う目安として、口の中の代表的な症状としてはこんなことが挙げられます。
- 何本かグラグラする歯がある
- 歯の噛む面がすり減っている
- 歯に亀裂が入っている
- しみる歯が多い
- 虫歯じゃないのに歯が痛い
- 顎の周りの筋肉が疲れる
- 顎の骨がたんこぶのように出ている
- 被せ物がかけやすい
- 頬の内側に白い線がある
- 舌の縁に歯型がついている
- 歯の根元が削れている
上記のような症状がございましたら、ぜひご相談ください。
上下の歯の接触は、点で噛んでいたらいいのですが、食いしばりが続く面で接触して、次第に歯の根っこが割れます。
そういうかたが増えています。場合によっては歯を抜かないといけなくなります。
早期発見・早期治療がいいと思います。
睡眠時の歯ぎしりは、ストレス、性格、遺伝、飲酒、喫煙・・・様々な因子が関与している
ストレス:長期間の携帯型筋電計で、ストレスに対応したブラキシズム(歯ぎしり)・レベルの上昇が観察されています(図6)。
アルコール:アルコール摂取量と睡眠中に噛む筋肉の関係あるそうです。
遺伝:近年、遺伝的要因の関係があるとわかってきました。
薬物・その他の嗜好品等も歯ぎしりの原因のひとつです。
食いしばりと顎関節症
睡眠中の食いしばりは、顎の関節、筋肉、歯、歯周組織に悪影響を与えます。
持続的に顎の周りの筋肉が収縮すると筋肉の痛みの原因になります。
筋肉に引っ張られて顎の動きがズレます。
口を開けるたびにカクカク音がするようになるのです。
当院では、ベッドもあるので寝た姿勢で食いしばりの治療ができます。
また、起きている間も食いしばらないようにする治療やトレーニングにも力をいれてます。
お気軽にご相談ください。